シューマン作曲のこの曲は、ソリスト4人がそれぞれ超絶技巧を要求される曲として知られていますが、海上自衛隊東京音楽隊のこの演奏(第1楽章のみ)は、下手なオケよりよっぽど立派な演奏です。
吹奏楽でここまでできるとは……。
個人的にはこの曲大好きです。「ライン」を思い出させます。
でも、本当に難しいのは3楽章でしょうね(オケはスペインのガリシア交響楽団)。いや、吹いたことないから分からないけど。あ、俺ホルン吹けなかったんだ。
怖いもの見たさに譜面を見てみると(注意:PDFが開きます。2ndから4thは、スクロールした先にあります。)……
2ndが一番きついみたい。ジャズのパート割りに似てますね。そういえば自衛隊ではいちばん階級が高い人が2ndを吹いてました。
ちなみに、現役の在京プロオケのホルン吹きが吹くとこんなこんな感じ。
お後がよろしいようで……。
2013年3月12日火曜日
歌詞と歌
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